びわ湖の天然魚が楽しめる旅館「舟倉」(所在地:長浜市湖北町、代表 松田悠樹)は、びわ湖の漁師不足解消への取り組み等に向けて事業再編し、漁師直営旅館として2023年3月1日(水)にグランドオープンします。また、オープンに先駆けて実施したクラウドファンディングも達成しました。
【事業再編の背景】
令和 4 年 7 月に国連食糧農業機関(FAO)により、琵琶湖と共生する滋賀の農林水産業「森・里・湖(うみ)に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム」が世界農業遺産に認定されました。
一方、琵琶湖漁業の漁獲量は、1955 年頃には 10,000 トン前後ありましたが、2020 年の総漁獲量は 759 トン(外来魚を除く)になるなど、約 60 年で 9 割減少し、10 分の 1 になっています。 また、琵琶湖漁業の漁業従事者数は、1978 年の 3,861 人から、2018 年には 836 人へと、40 年間で約 8 割減少し、5 分の1になっています。※滋賀県「令和4年滋賀の水産」より
当店においても、コロナ前は、法事や宴会等の団体飲食が7割を占めていたものの、コロナ禍で団体飲食の売上が大幅に減少。コロナの影響で法事等の集まりは簡素化されて、団体料理を提供する飲食店を利用される機 会は減少しました。
一方、行動制限が大幅に緩和された中で、旅行需要が回帰した今、「湖魚の消費促進」や「漁師×旅館」の提示で漁師不足の解消にもつながるよう、事業の軸を飲食店から「湖魚専門の漁師旅館」へとリニューアルオープンい たします。
【実施したクラウドファンディングプロジェクト】
【食べて泊まって応援!】最高のビワマスが食べられる湖魚専門の漁師旅館「舟倉」
https://camp-fire.jp/projects/view/650884
漁師旅館「舟倉」3つの魅力
“びわこの宝石”と呼ばれる上質な脂が口の中でとろけるびわ湖の固有種「ビワマス(サケ科)」など、当店で提供する湖魚は天然物です。お食事されたお客様からは、「湖魚は泥臭いイメージを持っていたが、食べやすく感動する美味しさ」とのお声をいただくなど、店主自らが漁獲する天然湖魚が楽しめます。
魅力2:滋賀県でしか食べられない湖魚料理
約400年の歴史を持つびわ湖の固有種は「ビワマス、ホンモロコ、ニゴロブナ、イサザ、ゴリ、コアユ、スジエビ、ハス」等の50種類を超え、滋賀県ならではの湖魚の多彩な食べ方が育まれました。独自の食文化が継承される中で、その代表である「ふなずし」は根強い人気を誇るものの、近年のニゴロブナ減少を理由に提供する飲食店が激減。そんな中、当店では自家製の「ふなずし」を作り提供しています。ふなずし独特の臭みが少なく、チーズのようなまろやかな熟成した味わいが特徴です。このように、湖魚の魅力を感じてもらえる滋賀県の郷土料理を数々ご用意します。
魅力3:びわ湖が一望できるロケーション
一日二組限定で全室レイクビュー、ジャグジーバスからもびわ湖の四季折々の景色を一望することができます。
旅館「舟倉」の概要
所在地:滋賀県長浜市湖北町尾上313-7
電話番号:0749-79-1008
HP:https://funasou.com/
※HPは近日公開予定
アクセス:
【お車をご利用の方】
長浜ICより、湖岸道路を北向きに20分
小谷スマートICより、尾上温泉方面へ15分
木之本ICより、湖岸道路を南向きに15分
【電車をご利用の方】
JR北陸線「長浜・敦賀方面」に乗車し、
JR「長浜駅」または「高月駅」下車。
※要予約 2名様よりお迎えに上がります。
施設構成:2室 休憩室/お食事処 ※最大1室5名
宿泊料金:1名 25,000円~(税サ込)~/1泊2食付き
開業日:2023年3月1日(水)
オーナープロフィール
松田悠樹
調理師専門学校を卒業後、京都の老舗懐石料理店にて修行。その後、地元・長浜に戻りホテル等で経験を積む。2018年に父が創業した「舟倉」を引き継ぎ、家族で経営。