10~20代の約8割が「スマホを見ながら食事をしている」と回答!味の素(株)スマホを置いて“音”で食事本来のおいしさを楽しむ「音飯プロジェクト」を始動。…

更新日: 2024年11月02日 /提供:味の素

矢吹奈子さん出演のラジオ番組「味の素(株)presentsみんなで音飯!」が11月6日(水)より文化放送にてスタート

 味の素株式会社(社長:藤江 太郎 本社:東京都中央区 )は、11月6日(水)より、“音”を聴きながら食事本来のおいしさを楽しむ「音飯プロジェクト」をスタートします。
 食事の形式が多様化し、スマホを見ながら一人で食事をする「スマホ見ながら飯」が、特に若者の間で習慣となっている現代。しかし当社では、食事シーンでのスマホ利用がおいしさや味わいを感じづらくしているのではないかと考えました。そこで、全国の10~50代の一人暮らしをしている500名を対象に、「スマホ見ながら飯」に関する調査を実施。その結果、10~20代の約8割がスマホを見ながら食事をしていると回答しました。さらに「スマホ見ながら飯」率が高い10~20代に向けて、「一人で食事をする際に味わって食事ができているか」と聞くと、約半数が「味わって食事ができていない」ことが明らかに。スマホと食事の関係が「味わい」に影響を与えている可能性を示唆する結果となりました。



■スマホを置いて、音でご飯を楽しもう!「音飯プロジェクト」を始動
 専門家によると、画面操作のために手を使い、表示される情報も頻繁に変化するスマホは食事への集中力を削ぎ、本来のおいしさ・味わいを感じづらくなり、食べ過ぎや栄養バランスの偏りといった健康リスクを生むと考えられており、現代の食事における大きな課題と言えます。これを受けて「音飯プロジェクト」では、一人で食事をする時、スマホを置いて、出演者と一緒に聴いて・食べて楽しめるラジオ番組を展開。多くの若者の間で習慣化している「スマホ見ながら飯」がもたらす“食べ過ぎ”や“味わって食事ができていない”などの課題に対し、食事への集中と味わう意識を高めるアクションを提示します。

1. 一人で食事をする10~20代の約8割が「スマホ見ながら飯」をしていると回答!その内62.5%が「ほぼ毎日している」ことが明らかに!
 スマホを見ながら一人で食事をする、通称「スマホ見ながら飯」をしている人は、10~20代では77.5%という結果に。さらに「スマホ見ながら飯」の頻度を聞くと「毎日」「ほとんど毎日」という回答が62.5%となり、若者の多くに「スマホ見ながら飯」が定着していることが伺えます。さらに、10~20代の「スマホ見ながら飯」の割合は30~50代の約1.6倍にもなることがわかりました。動画やSNSなど、スマホ一つで楽しめるコンテンツに小さい頃から慣れ親しんでいる若者世代にとって、「スマホ見ながら飯」は当たり前の行動になってしまっているのかもしれません。



■「一人の食事がさみしい」「スマホをいじることが習慣化してしまっている」のが理由という声も
 また、「スマホ見ながら飯」をしたことがある10~20代に対して理由を聞くと、約4人に1人が「一人の食事がさみしい」、約5人に1人が「スマホをいじることが習慣化してしまっている」と回答。また34.1%が「食事中の時間を有効活用したい」と答えました。10~20代は食事の時間にもスマホが手放せなくなっていると考えられます。



2. 10~20代で「スマホを操作・視聴をしながら食事をする際に味わって食事ができていない」人は46.4%!誰かと食事をしている時の方が、食事への満足度が高いという結果も
 10~20代の「スマホ見ながら飯」をしている人に向けて、「味わって食事ができているか」と質問すると、46.4%が「味わって食事ができていない」と回答しました。また、10~20代に「スマホ見ながら飯」をしている環境について聞くと、84.5%の人が週に4日以上一人で夕食をとっていることが分かりました。この結果からも食事の環境が「スマホ見ながら飯」の習慣化につながる要因になっている可能性が考えられます。一方、誰かと食事する場面について聞くと、61.0%が「一人の時に比べて誰かと食事をしている方が味わって食べる意識はある」と答えました。また、誰かと食事をしているときの満足度についての質問では「一人の時に比べて食事の満足度が高いと感じる」と答えた人が61.5%になり、一人のときより、誰かと食事をしているときの方が、食事をおいしく食べていると感じる人が多いことが明らかになりました。



3. 「スマホ見ながら飯」をする10~20代の69.6%が「ついだらだら食べてしまう」傾向に!「食事が作業的になっている」「満腹感を感じにくく、つい食べ過ぎてしまう・・」食事に集中できない人が多数!
 「スマホ見ながら飯」をしている際に「ついスマホの操作、視聴に集中してしまうことがあると感じる」と回答した人は10代で82.5%、20代で78.7%となりました。10代~20代に「スマホ見ながら飯」をしている際に他に感じていることを聞くと69.6%が「ついだらだら食べてしまっている」、56.1%が「食事が作業的になっていると感じる」、49.0%が「満腹感を感じにくく、つい食べ過ぎてしまう」と集中できていない理由が分かれる結果となりました。「スマホ見ながら飯」をするとついスマホの方に意識が向いてしまい、食事に集中できていないのかもしれません。



4.10~20代は「スマホ見ながら飯」で食事スピードが遅くなる結果に!日常的な「だらだら食い」は過食につながる恐れも?
 スマホの操作・視聴を一切していない時の食事の平均時間と、「スマホ見ながら飯」の平均時間で、最も回答の多かった時間を比較した結果、10~20代は「スマホ見ながら飯」で食事スピードが遅くなることが明らかになりました。スマホの操作・視聴を一切していない時は10代が平均18.3分、20代が15.5分だったのに対して、「スマホ見ながら飯」では10代が20.3分、20代が20.6分となり、スマホの操作・視聴を一切していない食事よりも、「スマホ見ながら飯」の方が10代では約2分、20代では約5分長くなっていることが明らかになりました。
 食事に集中できず、意識を分散させてしまう「スマホ見ながら飯」は、過食の原因になる「だらだら食い」につながり、健康にも影響を及ぼすと言えるかもしれません。





専門家コメント


林 直亨(はやし なおゆき)

現職:早稲田大学スポーツ科学学術院教授  
専門分野 : 運動生理学
略歴:早稲田大学人間科学部卒業,同大学院人間科学研究科修了,博士(医学)(大阪大学)
大阪大学助手,九州大学准教授,東京工業大学教授を経て2021年より現職



 10代から20代の約8割が食事中にスマホを操作しているという結果は、現代の食生活の特徴を浮き彫りにしています。調査対象の約8割が週に4日以上一人で夕食をとっていることにも起因するかもしれません。「スマホ見ながら飯」をすることで、多くの人が満腹感や食事の量を感じにくい可能性があります。これは本来、食事が持つべき味を楽しむことやリラックスそして満足感を損なうことに結び付くでしょう。食事中の意識がスマホに向いてしまうことで、食事そのものに向き合う時間が減少してしまい、結果的に過食を招き、さらには食に対する興味の低下を招くことにつながります。一人での食事であっても、食事を単なる栄養摂取と捉えるのではなく、目の前の食事を楽しめる環境を築く意識を持つことが、健康的なライフスタイルにつながるでしょう。

5.約3人に1人が音楽やラジオを聴きながら食事する「音飯」の経験あり!経験者の約7割が「スマホ見ながら飯」よりも食事に集中している・味わいを感じると回答!
 10~50代の約3人に1人が「一人で食事を取る際、音楽やラジオを聴きながら食事をすることがある」と回答しました。
 そのうち、「音楽やポッドキャスト、ラジオを聴いて食事をするときは食事に集中している・味わっていると感じる」と回答した人が67.6%となり、音楽やラジオを聴きながら食べる「音飯」は、「スマホ見ながら飯」より健康的な食習慣につながると考えられます。



<調査概要>
内 容:一人で食事をする際の「味覚」に関する調査
対象者:一人暮らしの男女/年齢:15~59歳/人数:500人
期 間:2024年10月8~11日
■音声メディアにおいても人の声を聴きながら食べることで一人の食事でもおいしく感じることができる
神経科学が専門の川合教授によると、音声メディアにおいても人の声を聴きながら食事することは、味わいを感じやすくなるきっかけになるようです。


川合伸幸(かわい のぶゆき)
現職:名古屋大学大学院 情報学研究科 教授 / 中部大学 創発学術院 客員教授
専門分野:認知科学、心理学、神経科学
略歴:2005年 文部科学大臣表彰 若手科学者賞(文部科学省)
2010年 The Frank A. Beach Comparative Psychology Award (米国心理学会)
2022年 日本認知科学会 会長  2023年  文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)(文部科学省)



 人の声を聞いて食事することは、おいしさや味わいに良い影響を与えます。また、国内外の研究においても食事中に他のことに目が行き、注意が散漫する環境では肥満や過食につながるという結果が出ております。「スマホ見ながら飯」に満足感や味わいを感じられていないという回答が多く見られた中で、音楽やラジオを聴きながら食べる「音飯」を実践している方の、7割近くが味わいを感じやすいと答えた結果から、人の声を聞きながら食事をすることは”おいしさ”への意識を高めるきっかけとなりうることがわかります。食事中に他のことに目が向いてしまう環境を変えて、人の声を聞きながら食事をすることで、より一人の食事の際の満足度が向上するかもしれません。また、人の声を聞きながら食べる「音飯」は、音声メディアにおいても効果があると言われています。スマホに注意を奪われがちな現代社会の中で、「音飯」はいつもの食事をさらにおいしくさせるきっかけとなり、より健康的な食習慣につながる新しい手段となるでしょう。

■「音飯プロジェクト」について
 当社は、スマホを見ながら一人で食事をする「スマホ見ながら飯」が、食べ過ぎや食事への味わいに影響を与えるという社会課題を解決し、食事本来のおいしさを楽しんでほしい!という思いから、「スマホを置いて、音でご飯を楽しもう!」をコンセプトに、「音飯プロジェクト」を開始しました。スマホの画面を見ず“音”だけを楽しみながら食事ができる音声コンテンツを展開します。プロジェクトを通じて、食事を味わうことに集中し、食べることを楽しんでもらい、若者の「スマホ見ながら飯」の習慣がもたらす健康リスクの減少につなげることを目指します。

■矢吹奈子さん出演『味の素(株)presentsみんなで音飯!』が文化放送『レコメン!』にて、11月6日(水)開始


11月6日(水)から2か月間、文化放送『レコメン!』(毎週月~木曜日 午後10時00分~)にて矢吹奈子さん出演による新コーナー『味の素(株)presentsみんなで音飯!』を放送します。
『味の素(株)presentsみんなで音飯!』は「音飯プロジェクト」の一環として立ち上げた、スマホを置いて出演者と一緒に聴いて・食べて楽しめるトークコーナーです。矢吹奈子さんと週替わりのゲストが「今リスナーと一緒に食べたいメニュー」をテーマに、そのメニューを実際に食べながら、それにまつわる思い出話やトピックスについてトークを展開します。
ゲスト情報や、リスナーと一緒に食べたいメニューは番組Xにて随時発表します。
番組にあたり、「レコメン!」番組プロデューサーは下記のコメントを寄せています。




<「レコメン!」担当・吉田プロデューサーよりコメント>
 何を食べるか、そして誰と食べるか。
食事というのはその両方がきれいにマッチしたときに最高のものになると考えています。「スマホに視覚を奪われずに食事を楽しむ」という音飯のコンセプトは、聴覚に訴えるメディア・ラジオとして大変興味深く、味の素様のお力添えをいただいて、多くの出演者様と共に、リスナーの皆さまと「最高の食事」の時間が演出できればと思います。
「食」を彩る味の素様、「音」を生み出す文化放送。その2社が、「音飯」という新しいフィールドを作り上げる。その挑戦に参加でき、今はワクワクした気持ちでいっぱいです。聞いてくださるラジオの前のあなたが、幸せな気持ちになれるような放送をお届けします。

次回のゲストとメニューは、『レコメン!』水曜日公式X(@reco_wednesday)で紹介します。
番組では、放送で紹介したメニュー「音飯」を実践した感想を「#音飯」を付けたXの投稿で募集。その中から抽選で番組特製オリジナルランチョンマットや味の素(株)商品をプレゼントします。なお、当番組は地上波放送に加えて、同局のポッドキャストサイト「PodcastQR」でも期間限定で配信予定です。

【コーナー概要】
■コーナー名:『味の素(株)presentsみんなで音飯!』
■放送日時: 『レコメン!』内 午後10時45分頃~ *10分番組・生放送(一部事前収録)
 ※11月6日(水)~12月25日(水)期間中の水曜日 全8回
 ※文化放送ほか8局で同時ネット放送
■出演:矢吹奈子(『レコメン!』水曜パーソナリティ)、週替わりゲスト
■Podcast配信:放送翌週水曜日24時更新予定、2025年1月末までの期間限定配信

■味の素グループ概要
味の素グループは、“Eat Well, Live Well.”をコーポレートスローガンに、アミノサイエンス(R)で、人・社会・地球のWell-beingに貢献し、さらなる成長を実現してまいります。
味の素グループの2023年度の売上高は1兆4,392億円。世界34の国・地域に拠点を置き、商品を販売している国・地域は130以上にのぼります(2024年現在)。
詳しくは、https://www.ajinomoto.co.jp/をご覧ください。

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