また、今年4月東京大学と味の素(株)の共同研究「日本における野菜摂取量のシナリオ別障害調整生存年数を用いた将来予測推計(Projections of disability-adjusted life yearsfor major diseases due to a change invegetable intake in 2017–2040 in Japan)」*1によって、健康日本21の野菜摂取量の目標達成により、日本人のがん、糖尿病および腎疾患、心血管疾患が「障害調整生存年数(Disability-Adjusted Life years;DALYs)」*2において有意に働く(疾患DALYsが小さくなる=健康寿命と死亡寿命の差が小さくなる、すなわち健康寿命が延びる)ことが示唆されました。
この推計は、健康日本21の目標である2023年中に日本人の野菜摂取量が350g/日になり、その まま2040年まで維持されると設定されたベターシナリオと、過去最低だった2004年の摂取量である240.2g/日が2040年まで減り続けるというワーストシナリオ、他2つのシナリオを設定し、DALYsにより評価したものです。
*1BMC Public Health 2021; 21(1): 770
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33882887/
*2障害調整生存年数(DALYs : Disability-Adjusted Life Years)とは
障害の程度や障害を有する期間を加味した生存年数のこと。「早死により失われた期間」と「疾病により障害を 余儀なくされた期間」を足すことで算出される。1990年代初めにハーバード大学のマーレー教授らが開発した。DALYは疾病や障害に対する負担を総合的に示すものであり、平均寿命とは異なる保健アウトカム指標としてWHOや世界銀行が採用。公衆衛生と健康影響評価の分野で健康寿命と相補的な指標として グローバルに用いられつつある。
参考:味の素株式会社統合報告書2020 「2030年の目指す姿」P33
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/ir/library/annual/main/08/teaserItems1/00/linkList/0/link/Integrated%20Report%202020_J_A4.pdf
2021年は、国連の野菜摂取推奨年でもあります。このような日本の野菜摂取の現状、並びに健康寿命延伸に重要な「野菜摂取促進」の重要性に鑑み、当社では、「野菜をもっととろうよ!」をスローガンに、国(厚生労働省健康日本21)が推奨する「野菜の摂取目標1日350g以上」の実践を応援する「ラブベジ(R)」プロジェクトを各地の自治体や流通、大学や栄養士会の方々等と共に展開しています。「8月31日 野菜の日」を盛り上げるため、「ラブベジ(R)」で生活者の野菜摂取促進の実践を働きかける活動を実施します。
<「ラブベジ(R)」野菜をおいしく食べよう♪|スペシャルコンテンツ|【味の素パーク】たべる楽しさを、もっと。>
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