「Japan Wine Competition(日本ワインコンクール)2024」で、マンズワイン「Chikumagawa マスカット・ベーリーA 2022」が金賞を受賞!

掲載日: 2024年07月27日 /提供:キッコーマン

山梨県で開催された「Japan Wine Competition(日本ワインコンクール)2024」において、キッコーマングループのマンズワイン株式会社(社長・島崎大)がつくる「Chikumagawa」シリーズ「Chikumagawa マスカット・ベーリーA 2022」が金賞を受賞しました。
マンズワインとして、有機栽培によるぶどう、およびマスカット・ベーリーAの品種では初めての金賞受賞となります。

「Chikumagawa マスカット・ベーリーA 2022」

今回、金賞を受賞したワインは、マンズワインが長年培ってきた栽培・醸造技術を結集させたプレミアム日本ワイン「ソラリス」シリーズと同じ小諸ワイナリーで生産しています。「Chikumagawa」シリーズは、「ソラリス」とは異なるアプローチで新たな可能性を追求し、千曲川流域のテロワール(*1)を表現するシリーズです。

今回、金賞に輝いたワインは以下の通りです。

[国内改良等品種 赤]部門 “金賞”
「Chikumagawa マスカット・ベーリーA 2022」(2024年9月発売予定)
長野県小諸市西原地区の自社有機栽培(*2)管理畑、垣根仕立てのマンズレインカット栽培(*3)で育てたマスカット・ベーリーAを、10月下旬迄ゆっくりと成熟させ、収穫時に畑で厳しく選果を行い、梗を取り除かず房ごと仕込んで野生酵母(*4)で発酵させ、フリーラン部分を中心にフレンチオークの古樽で約8ヶ月間育成しました。国の定める有機JASに適合した方法で、ぶどう栽培からワイン醸造まで一貫した管理を行っています。マスカット・ベーリーAの可能性、そして日本のテロワールを模索するマンズワインの新たな挑戦の一本です。

(*1)テロワール:ワインの原料ぶどう(品種)およびそれが育まれる土地、気候などの自然環境と育む人々、文化を包含するフランス語です。
(*2)有機栽培: 化学的に合成された肥料および農薬の使用を避けることを基本として、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法です。
(*3)マンズレインカット栽培:降雨量の多い日本の風土に合わせたぶどうの栽培形態として「垣根づくり」を採用し、さらに垣根全体に「簡易雨避け装置」としてのビニールカバーで覆いをかけることで、悪天時には雨がぶどうに直接当たるのを防げるようにした栽培方法です。これにより、熟度の高いぶどうを安定して収穫することができます。
(*4)野生酵母: ぶどうの果皮をはじめ、空気中や土壌など自然界に存在している酵母のことです。

マンズワインは創業以来、一貫して「日本のぶどうによる日本のワイン造り」に取り組んできました。
日本でワインを造ることの意味の一つに、「その土地の味わい、テロワールを表現すること」があると考えています。その実現のため、より自然な環境でのぶどうの有機栽培にも取り組み、その土地に本来生息する虫や微生物が存在し、生物多様性が維持された状態での栽培を目指しています。有機栽培では、使用できる農薬や資材など様々な制限があり、問題が発生した際には一般的な農法と同じ対処法を行うことができないため、普段からの細やかな畑の観察と管理が特に重要になります。これが栽培者のぶどうに対する感性レベルや技術の向上につながり、より畑やぶどうに寄り添った栽培が出来るようになっています。

良いぶどうがなければ良いワインは造れません。マンズワインのロゴマークは、ぶどうと、それを育む太陽がモチーフです。マンズワインは、今後も日本のぶどうから造る「日本ワイン」の品質向上と発展に寄与出来るよう努力して参ります。




以上


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