【奄美・加計呂麻島】幻のさとうきびから醸造した『真きび酢』、地元文化を表現したパッケージにリニューアル&新たに70mlサイズが登場

掲載日: 2021年07月14日 /提供:タイケイ製糖

加計呂麻(かけろま)島の長寿食材として古くから親しまれている、さとうきび発酵食品

 さとうきびの栽培・加工を行うタイケイ製糖(所在:鹿児島県大島郡瀬戸内町、代表:中田米城)は、さとうきび発酵食品『真きび酢』のパッケージデザインのリニューアルを行い、2021年7月よりWEB販売ページおよび全国販売店にて順次発売いたします。また、新しく70mlサイズが加わり、現在、加計呂麻島内およびWEB販売ページで販売しております。


新パッケージ。奄美方言による製品紹介が隠れています。(画像は500ml瓶)


希少なさとうきび発酵食品「きび酢」~鹿児島県・奄美群島のローカル食材~


位置関係とお酢の分布
 「きび酢」は、さとうきびの産地の中でも奄美諸島でしか製造されていない、全国的にも希少なさとうきびの発酵食品です。その歴史は長く、江戸時代には存在しており、古くから地元で親しまれていました。

昔ながらの製法で作る”本格きび酢“。菌類無添加、非加熱製造。

 『真きび酢』は、近年作り手がほとんどいなくなった在来さとうきび「太茎(タイケイ)種」から製造しております。

栽培・加工風景
 一般的な食酢は菌類を添加して発酵を促しますが、太茎種さとうきびに存在する菌のみを利用し発酵させています。
 そのため、あまり酸味は強くありませんが、かつて酢を自家製することが当たり前だった頃と変わらない製法と味わいを残しています。


加計呂麻島の文化を表現、奄美方言が隠れたパッケージ ~ユネスコ消滅危惧言語~


背面。開封する過程で、方言訳と英語訳が現れます。
 今回、『真きび酢』の特性をより表現するため、パッケージデザインをリニューアルいたしました。パッケージ背面にある製品紹介は、開封する過程で方言訳と英訳が現れ、購入いただいた方に楽しんでいただけるようになっています。
 消滅が危惧される奄美方言の中でも、畑と加工所を構える加計呂麻島・野見山地区の方言になります。

 さとうきびのイラストは、以前のパッケージから引き続き使用。島を訪れて親しくなった旅行者が、パッケージ用に描きおろした手描きのさとうきびのイラストです。



加計呂麻島内限定『カケロマブルーボトル(70ml)』も販売開始


加計呂麻島限定『カケロマブルーボトル』70ml
 今回のリニューアルに併せて、従来の200ml、500mlに加えて、新しく70mlサイズが加わりました。加計呂麻島周辺の美しい青い海をイメージしています。
 少量をお試ししたい方や、ちょっとしたプレゼントにも最適な量です。使用後の空瓶は、きび酢を携帯するための容器としてもお使いいただけます。

 加計呂麻島での限定販売ですが、コロナ禍の状況を鑑み、当面はお取り寄せでも販売いたします。

【カケロマブルーボトル(70ml)WEB販売ページ】
https://kakeroma.thebase.in/items/44156126



健康長寿の島の、ローカル食材~きび酢の特徴~


 きび酢は、健康長寿の島としても知られる奄美群島の長寿食材のひとつです(※)。他の酢と比較するとナトリウムが少ない点が特徴で、塩分が気になる方も召し上がりやすいお酢です。



きび酢で唯一、『食の3重丸』認定製品

 『真きび酢』は、第三者機関の一般財団法人雑賀技術研究所が運営する『食の3重丸』認定製品です。
 『食の3重丸』が独自に定めた3つの評価基準「日本産であること」「食品添加物、化学調味料等を使していない等、安心であること」「生活者が購入する際の指標となるための美味しさが確認できること」を基にした書類審査、理化学検査、食味審査を全てクリアした、きび酢で唯一の認定製品です。

きび酢ゆず茶
おすすめの召し上がり方

 ツンとしないまろやかな口当たりが特徴で、特に飲用に適しています。ジュースや甘酒などで割るとさらに美味しくお召し上がれます。地元には、悪酔い防止として焼酎やカクテルに入れる方もいます。
 また、野菜や魚などの酢漬け保存食に使用すると、素材の味わいを引き立てます。
 醤油とも相性がよく、二杯酢(きび酢:醤油=1:1)を刺身にあわせると、生臭さが軽減され、さっぱりとお召し上がりいただけます。


ミニトマトのきび酢ピクルス
【お取扱い先一覧】
(『食の3重丸』ウェブサイトより/ページ下部にございます)

https://s3jumaru.jp/award/index.php?a=shopList
【お取り寄せ】
https://kakeroma.thebase.in


タイケイ製糖について


タイケイ製糖 代表:中田 米城(撮影:Amamian Graffiti)
 奄美群島の二次離島・加計呂麻島で、さとうきびの栽培と加工を行っています。
 代表の中田は、加計呂麻島で生まれ、高校進学を機に奄美大島の対岸の街・古仁屋に移り住みました。
 定年退職を機に、2010年から加計呂麻島の実家周辺の土地を開墾し、子供の頃に慣れ親しんだ太茎種さとうきびの栽培を開始。空き家になっていた実家をDIYで加工場に改装し、昔ながらの製法で『真きび酢』や『純黒糖』を製造しています。

島内外の“関係人口“を巻き込んだ組織づくりを目指す

 オンライン業務は島外で暮らす有志が代行。注文サイトやSNSなどを通じて発信された情報から、島内外の見学希望者などから問い合わせをいただくようになるなど、居住地を越えた協力関係を展開しています。

オンライン代行者:
 中田さんは生産者と消費者の両方を“参加者”として考えているようです。生産できるのは消費する人がいるから、消費する人がいるから生産することができる、という考えをいつも電話で話してくれます。コロナ禍もあり時間がかかることですが、今後は生産にも参加する仲間を増やしたいと考えています。

【概要】
名称:タイケイ製糖(代表 中田米城)
所在地:鹿児島県大島郡瀬戸内町
設立:2010年
事業内容:さとうきびの栽培・加工
Instagram & Facebook : @amami.kibisu

※鹿児島県『あまみ長寿食材の分析結果について』2018年1月29日
http://www.pref.kagoshima.jp/ae06/kenko-fukushi/kenko-iryo/kenko/eiyo/amami/syokuzai.html

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