株式会社イービス藻類産業研究所に出資することについて~「ナンノクロロプシス」を養殖魚の飼料、高栄養素食品へ活用~

掲載日: 2022年08月01日 /提供:極洋


2022 年 8 月 1 日
株式会社 極 洋

「ナンノクロロプシス」を養殖魚の飼料、高栄養素食品へ活用
株式会社イービス藻類そうるい産業研究所に出資することについて


株式会社極洋(本社:東京都港区、代表取締役社長:井上誠)は、微細藻類の培養、販売等を行っております株式会社イービス藻類産業研究所(本社:宮城県石巻市、代表取締役社長:寺井良治)に出資することで合意に至りましたので、お知らせいたします。

微細藻類は、太陽光と水とCO2による光合成により、たんぱく質や脂質を生成します。

数日以内で細胞分裂し増殖する生産効率の高さや、世界的な人口増加に伴い栄養不足が懸念される中で、肥沃な土地や豊富な地下水がなくてもたんぱく質を生産でき、光合成によりCO2を吸収するなど、生産過程が低環境負荷である点も注目されており、飼料や機能性食品、代替たんぱく質のほかバイオ燃料への活用が進められています。

イービス藻類産業研究所は、EPA※1や葉酸、パルミトレイン酸※2などを豊富に含む微細藻類「ナンノクロロプシス※3」を通年生産できる大規模培養技術を国内で唯一確立し、商業ベースでの生産を実現しています。

ナンノクロロプシス配合の餌を給餌した魚は自然免疫力が高まることが確認されており、水産物のサステナビリティの観点からクロマグロやマダイなどの養殖事業を展開している当社グループでは、養殖飼料への活用が期待できます。また、当社では、特色のある高栄養素食品の開発に有用なだけでなく、SDGs の目標達成にも貢献するものと考え、出資することといたしました。

※1:エイコサペンタエン酸。サバなどの青魚の魚油に多く含まれる高度不飽和脂肪酸。 血栓予防、抗炎症作用、高血圧予防等に効果があるとされている。。

※2:マカダミアナッツオイルなどに多く含まれる不飽和脂肪酸。血管を丈夫にし、脳卒中予防等が期待される。

※3:直径 2~5μm(マイクロメートル)=0.002~0.005mm ほどの植物プランクトン。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.kyokuyo.co.jp/files/20220801.pdf

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